2. CloudTrail証跡設定の作成

作業の目的 [why]

CloudTrailトレイル"all"を作成します。

完了条件/事前条件 [設計者用情報]

完了条件 [after]

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1
CloudTrailトレイル"all"が存在する。
完了条件2
CloudTrailトレイル"all"にイベント履歴が表示されている。
完了条件3
S3バケット"admin-cloudtrail-all-XXXXXXXXXXXX"にCloudTrailのデータが保存されている。

事前条件 [before]

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

事前条件1
CloudTrailトレイル"all"が存在しない。

作業対象 [what]

  • CloudTrailサービス

標準時間(合計)

8分

パラメータ設定

パラメータ設定の標準時間:2分

作業に必要なモノ・情報 [resource]

作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。

リソース1: CloudTrailトレイル名

  • 作成するCloudTrailトレイルの名称です。
  • 今回は"all"とします。

リソース2: S3バケット名

  • 作成するCloudTrailトレイルがデータを保存するS3バケットの名称です。
  • 今回は"admin-cloudtrail-all-${AWS_ID}(12桁の数字)"とします。

タスクの実施

タスク標準時間:6分

1. 前処理

1.1. 作業対象ページにアクセス

  • CloudTrailマネジメントコンソールにアクセスします。
  • 右上のリージョンメニューで、CloudTrailの証跡を作成するリージョンを選択します。
    • 米国東部(バージニア北部)
  • 左ペインの"証跡情報"(リンク)をクリックします。

1.2. 処理対象の状態確認

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

事前条件1: CloudTrailトレイル"all"が存在しない。

「CloudTrailトレイル"all"が存在しない。」ことを確認します。

  • "証跡情報"(画面)の一覧に証跡"all"が存在しないことを確認します。

    ../../_images/configuration-null.png

1.3. 主処理に必要な情報の取得

AWSアカウントIDの取得

AWSアカウントIDを確認します。

  1. アカウント設定( https://console.aws.amazon.com/billing/home?#/account )にアクセスします。
  2. "アカウント ID"欄の12桁の数字をメモします。
AWSアカウントID:XXXXXXXXXXXX

2. 主処理

CloudTrailトレイルの作成

  • "証跡の作成"ボタンをクリックします。

証跡情報の作成 (画面)

  • 下記項目を入力します。

    項目
    証跡名 all
    証跡情報を全てのリージョンに適用(ラジオボタン) はい (デフォルト値)

管理イベント

  • 下記項目を入力します。

    項目
    読み込み/書き込みイベント(ラジオボタン) すべて (デフォルト値)

ストレージの場所

  • 下記項目を入力します。

    項目
    新しいS3バケットを作成しますか はい (デフォルト値)
    S3バケット admin-cloudtrail-all-XXXXXXXXXXXX
  • "作成"ボタンをクリックします。

3. 後処理

3.1. 完了条件の確認

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1: CloudTrailトレイル"all"が存在する。

「CloudTrailトレイル"all"が存在する。」ことを確認します。

  • 一覧の"all"をクリックします。

    • 画面の右上の"ログ記録"がONと表示されていれば、証跡は有効になっています。
    • 「証跡情報を全てのリージョンに適用」が「はい」になっていることも確認します。
    ../../_images/configuration-all.png
  • 設定後しばらくして画面をリロードすると、"ストレージの場所"の"配信された最後のログファイル"という文字列と日時情報が表示されます。

    ../../_images/configuration-all-storage.png

    これは、先程のCloudTrailを有効にしたときの操作ログが早速S3に保存されたことを示しています。

完了条件2: CloudTrailトレイル"all"にイベント履歴が表示されている。

「CloudTrailトレイル"all"にイベント履歴が表示されている。」ことを確認します。

  • 左ペインの"イベント履歴"(リンク)をクリックします。

    • "配信された最後のログファイル"が表示された後であれば、イベントがいくつか表示されているはずです。

      ../../_images/events-start.png

完了条件3: S3バケット"admin-cloudtrail-all-XXXXXXXXXXXX"にCloudTrailのデータが保存されている。

「S3バケット"admin-cloudtrail-all-XXXXXXXXXXXX"にCloudTrailのデータが保存されている。」ことを確認します。

  • https://console.aws.amazon.com/s3/home にアクセスして、CloudTrail用のバケット"admin-cloudtrail-all-XXXXXXXXXXXX"が存在することを確認してください。
    • "配信された最後のログファイル"が表示された後であれば、以下のバケットの下にログが保存されているはずです。
      • バケット名 / AWSLogs / AWSアカウントID / CloudTrail / リージョン名 / 年 / 月 / 日 /

完了