1. Budgetsリソースの作成 (cost-all)

作業の目的 [why]

Budgets予算"cost-all"を作成します。

完了条件/事前条件 [設計者用情報]

完了条件 [after]

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1
Budgets予算"cost-all"が存在する。

事前条件 [before]

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

事前条件1
Budgets予算"cost-all"が存在しない。

作業対象 [what]

  • Budgets

標準時間(合計)

8分

パラメータ設定

パラメータ設定の標準時間:2分

作業に必要なモノ・情報 [resource]

作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。

リソース1: Budgets予算名

  • 作成するBudgets予算の名称です。
  • 今回は"cost-all"とします。

リソース2: Budgets予算タイプ

  • 作成するBudgets予算のタイプです。
  • 今回は"COST"とします。

リソース3: Budgets予算単位

  • 作成するBudgets予算の単位です。
  • 今回は"MONTHLY"とします。

リソース4: Budgets予算額

  • 作成するBudgets予算の額(ドル)です。
  • 今回は"1"とします。

パラメータの指定

作業に必要なパラメータを変数に格納をします。

0.0. リージョンの指定

変数の設定

export AWS_DEFAULT_REGION='<リージョン名>'

0.1. 予算名の指定

予算名を指定します。

変数の設定:

BUDGETS_BUDGET_NAME='cost-all'

0.2. 予算タイプの指定

予算タイプを指定します。

変数の設定:

BUDGETS_BUDGET_TYPE='COST'

0.3. 予算単位の指定

予算単位を指定します。

変数の設定:

BUDGETS_BUDGET_TIMEUNIT='MONTHLY'

0.4. 予算額の指定

予算額(ドル)を指定します。

変数の設定:

BUDGETS_BUDGET_LIMIT='1'

パラメータの保存

設定されている変数の保存先となるファイル名を指定します。

変数の設定:

DIR_PARAMETER="${HOME}/tmp/parameter-handson-cli"
FILE_PARAMETER="${DIR_PARAMETER}/$(date +%Y-%m-%d)-budgets-budget-create.env" \
  && echo ${FILE_PARAMETER}

結果(例):

${HOME}/tmp/parameter-handson-cli/2019-04-30-budgets-budget-create.env

各変数に正しいパラメータ値が格納されていることを確認しながら保存します。

変数の確認:

cat << EOF > ${FILE_PARAMETER}

  # 0.1. BUDGETS_BUDGET_NAME:'cost-all'
         BUDGETS_BUDGET_NAME="${BUDGETS_BUDGET_NAME}"
  # 0.2. BUDGETS_BUDGET_TYPE:'COST'
         BUDGETS_BUDGET_TYPE="${BUDGETS_BUDGET_TYPE}"
  # 0.3. BUDGETS_BUDGET_TIMEUNIT:'MONTHLY'
         BUDGETS_BUDGET_TIMEUNIT="${BUDGETS_BUDGET_TIMEUNIT}"
  # 0.4. BUDGETS_BUDGET_LIMIT:'1'
         BUDGETS_BUDGET_LIMIT="${BUDGETS_BUDGET_LIMIT}"

EOF

cat ${FILE_PARAMETER}

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号に戻って変数の設定を行います。

タスクの実施

タスク標準時間:6分

1. 前処理

1.1. 状態確認に必要な情報の取得

AWS IDの取得

コマンド:

AWS_ID=$( \
  aws sts get-caller-identity \
    --query 'Account' \
    --output text \
) \
  && echo ${AWS_ID}

結果(例):

XXXXXXXXXXXX

1.2. 処理対象の状態確認

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

事前条件1: Budgets予算"cost-all"が存在しない。

「Budgets予算"cost-all"が存在しない。」ことを確認します。

コマンド:

aws budgets describe-budgets \
  --account-id ${AWS_ID} \
  --query "Budgets[?BudgetName == \`${BUDGETS_BUDGET_NAME}\`].BudgetName" \
  --output text

結果(例):

None

1.3. 主処理に必要な情報の取得

設定文字列の生成

変数の設定;

STRING_BUDGET="BudgetName=${BUDGETS_BUDGET_NAME},BudgetLimit={Amount=${BUDGETS_BUDGET_LIMIT},Unit=USD},TimeUnit=${BUDGETS_BUDGET_TIMEUNIT},BudgetType=${BUDGETS_BUDGET_TYPE}" \
  && echo ${STRING_BUDGET}

結果(例):

BudgetName=cost-all,BudgetLimit={Amount=1,Unit=USD},TimeUnit=MONTHLY,BudgetType=COST

2. 主処理

Budgets予算の作成

変数の確認:

cat << ETX

  # AWS_ID:"XXXXXXXXXXXX"
    AWS_ID="${AWS_ID}"
  # STRING_BUDGET:"BudgetName=cost-all,BudgetLimit={Amount=1,Unit=USD},TimeUnit=MONTHLY,BudgetType=COST"
    STRING_BUDGET="${STRING_BUDGET}"

ETX

コマンド:

aws budgets create-budget \
  --account-id ${AWS_ID} \
  --budget ${STRING_BUDGET}

結果(例):

(出力なし)

3. 後処理

完了条件の確認

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1: Budgets予算"cost-all"が存在する。

「Budgets予算"cost-all"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

aws budgets describe-budgets \
  --account-id ${AWS_ID} \
  --query "Budgets[?BudgetName == \`${BUDGETS_BUDGET_NAME}\`].BudgetName" \
  --output text

結果(例):

cost-all

完了