2.2. S3バケット(Webサイト)へのアクセス、ログの保存確認

作業の目的 [why]

コンテンツ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"にアクセスし、コンテンツの確認をします。 ログ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"にログが保存されることも確認します。

完了条件/事前条件 [設計者用情報]

完了条件 [after]

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1
コンテンツ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"にコンテンツが存在する。

事前条件 [before]

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

事前条件1
コンテンツ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"が存在する。
事前条件2
ログ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"が存在する。

作業対象 [what]

  • S3サービス

標準時間(合計)

8分

パラメータ設定

パラメータ設定の標準時間:2分

作業に必要なモノ・情報 [resource]

作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。

リソース1: S3バケット名

  • 確認するコンテンツS3バケットの名称です。
  • 今回は"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"とします。

パラメータの指定

作業に必要なパラメータを変数に格納をします。

0.0. リージョンの指定

変数の設定

export AWS_DEFAULT_REGION='ap-northeast-1'

0.1. Webサイト用S3バケット名の指定

Webサイト用S3バケット名を指定します。

変数の設定:

S3_BUCKET_PREFIX='<S3バケット名プレフィックス>'

コマンド:

AWS_ID=$( \
  aws sts get-caller-identity \
    --query 'Account' \
    --output text \
) \
  && echo ${AWS_ID}

結果(例):

XXXXXXXXXXXX

変数の設定:

S3_BUCKET_NAME="${S3_BUCKET_PREFIX}-${AWS_ID}" \
  && echo ${S3_BUCKET_NAME}

結果(例):

<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX

0.2. ログ用S3バケット名の指定

ログ用S3バケット名を指定します。

変数の設定:

S3_BUCKET_LOG="${S3_BUCKET_NAME}-log" \
  && echo ${S3_BUCKET_NAME}

結果(例):

<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log

0.3. ログファイルのプレフィックス指定

ログオブジェクトのプレフィックスを指定します。

変数の設定:

S3_PREFIX_LOG='Logs'

パラメータの保存

設定されている変数の保存先となるファイル名を指定します。

変数の設定:

DIR_PARAMETER="${HOME}/tmp/parameter-handson-cli"
FILE_PARAMETER="${DIR_PARAMETER}/$(date +%Y-%m-%d)-s3-bucket-read-expand-prefix-awsid.env" \
  && echo ${FILE_PARAMETER}

結果(例):

${HOME}/tmp/parameter-handson-cli/2019-04-30-s3-bucket-read-expand-prefix-awsid.env

各変数に正しいパラメータ値が格納されていることを確認しながら保存します。

変数の確認:

cat << EOF > ${FILE_PARAMATER}

  # 0.0. AWS_DEFAULT_REGION:"ap-northeast-1"
         AWS_DEFAULT_REGION="${AWS_DEFAULT_REGION}"

  # 0.1. S3_BUCKET_NAME:"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"
         S3_BUCKET_NAME="${S3_BUCKET_NAME}"
  # 0.2. S3_BUCKET_LOG:"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"
         S3_BUCKET_LOG="${S3_BUCKET_LOG}"
  # 0.3. S3_PREFIX_LOG:"Logs"
         S3_PREFIX_LOG="${S3_PREFIX_LOG}"

EOF

cat ${FILE_PARAMATER}

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号に戻って変数の設定を行います。

タスクの実施

課題

(未検証)

タスク標準時間:6分

1. 前処理

1.1. 処理対象の状態確認

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

事前条件1: コンテンツ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"が存在する。

「コンテンツ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

aws s3api list-buckets \
  --query "Buckets[?Name == \`${S3_BUCKET_NAME}\`].Name" \
  --output text

結果(例):

<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX

事前条件2: ログ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"が存在する。

「ログ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

aws s3api list-buckets \
  --query "Buckets[?Name == \`${S3_BUCKET_LOG}\`]"

結果(例):

[
  {
    "CreationDate": "2019-04-30T01:23:45.000Z",
    "Name": "<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"
  }
]

1.2. 主処理に必要な情報の取得

URLの取得

変数の設定:

S3_BUCKET_LOCATION=$( \
  aws s3api get-bucket-location \
    --bucket ${S3_BUCKET_NAME} \
    --output text \
) \
  && echo ${S3_BUCKET_LOCATION}

結果(例):

|S3_BUCKET_LOCATION|

変数の設定:

URL_S3_BUCKET="http://${S3_BUCKET_NAME}.s3-website-${S3_BUCKET_LOCATION}.amazonaws.com" \
  && echo ${URL_S3_BUCKET}

結果(例)

http://<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX.s3-|S3_BUCKET_LOCATION|.amazonaws.com

2. 主処理

Webサイトにアクセスする

URLにアクセスしてWebサイトのコンテンツが表示されることを確認します。

コマンド:

echo ${URL_S3_BUCKET}/index.html

WebブラウザでURLにアクセスし、コンテンツが表示されることを確認します。

3. 後処理

完了条件の確認

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1: コンテンツ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"にコンテンツが存在する。

「コンテンツ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX"にコンテンツが存在する。」ことを確認します。

コマンド:

curl -LI ${URL_S3_BUCKET} \
  -s \
  -w '%{http_code}\n' \
  -o /dev/null

結果(例):

200

完了条件2: ログ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"にログファイルが存在する。

「ログ用S3バケット"<S3バケット名プレフィックス>-XXXXXXXXXXXX-log"にログファイルが存在する。」ことを確認します。

コンテンツへのアクセスから30分〜1時間ほど待つと、15分前までのログが書き出されているはずです。

コマンド:

aws s3 ls s3://${S3_BUCKET_LOG}/

結果(例):

2019-04-30 01:23:45        290 Logs

注釈

ログが存在しない場合は、出力はありません。

コマンド:

aws s3 ls s3://${S3_BUCKET_LOG}/${S3_PREFIX_LOG}/

結果(例):

2019-04-30 01:23:45        290 2019-04-30-01-23-45-XXXXXXXXXXXXXXXX
2019-04-30 01:23:45        292 2019-04-30-01-23-45-YYYYYYYYYYYYYYYY

注釈

ログはベストエフォート設計のため、全てのアクセスが記録される保証はありません。

完了