2. ZIPファイルの作成

作業の目的 [why]

${HOME}/environment/handson-cliのファイルからZIPファイル"${HOME}/tmp/conf-handson-cli/handson-cli.zip"を作成します。

完了条件/事前条件 [設計者用情報]

完了条件 [after]

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1
出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"にファイル"handson-cli.zip"が存在する。

事前条件 [before]

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

事前条件1
対象ファイル用ディレクトリ"${HOME}/environment/handson-cli"が存在する。
事前条件2
出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"が存在する。
事前条件3
出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"にファイル"handson-cli.zip"が存在しない。

作業対象 [what]

  • ローカル環境

標準時間(合計)

8分

パラメータ設定

パラメータ設定の標準時間:2分

作業に必要なモノ・情報 [resource]

作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。

リソース1: 対象ファイル用ディレクトリ

  • 入力ファイルが存在するディレクトリ"${HOME}/environment/handson-cli"です。

リソース2: 出力ファイル用ディレクトリ

  • 今回は"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"を出力ファイル用ディレクトリとします。

ディレクトリが存在することを確認します。

コマンド:

ls -d ${HOME}/tmp/conf-handson-cli

結果(例:存在する場合):

${HOME}/tmp/conf-handson-cli

存在しない場合は作成します。

コマンド:

mkdir -p ${HOME}/tmp/conf-handson-cli

リソース3: 出力ファイル名

  • 出力するファイルの名称です。
  • 今回は"handson-cli.zip"とします。

パラメータの指定

作業に必要なパラメータを変数に格納をします。

0.1. 対象ファイル用ディレクトリの指定

変数の設定:

DIR_FILE_INPUT="${HOME}/environment/handson-cli"

0.2. 出力ファイル用ディレクトリの指定

変数の設定:

DIR_FILE_OUTPUT="${HOME}/tmp/conf-handson-cli"

0.3. 出力ファイル名の指定

ファイル名を指定します。

変数の設定:

FILE_OUTPUT="${DIR_FILE_OUTPUT}/handson-cli.zip" \
  && echo ${FILE_OUTPUT}

結果(例):

${HOME}/tmp/conf-handson-cli/handson-cli.zip

0.4. 除外ファイル名の指定

変数の設定:

FILE_EXCLUDE='|FILE_EXCLUDE|'

パラメータの保存

設定されている変数の保存先となるファイル名を指定します。

変数の設定:

DIR_PARAMETER="${HOME}/tmp/parameter-handson-cli"
FILE_PARAMETER="${DIR_PARAMETER}/$(date +%Y-%m-%d)-file-zip-create.env" \
  && echo ${FILE_PARAMETER}

結果(例):

${HOME}/tmp/parameter-handson-cli/2019-04-30-file-zip-create.env

各変数に正しいパラメータ値が格納されていることを確認しながら保存します。

変数の確認:

cat << EOF > ${FILE_PARAMETER}

  # 0.1. DIR_FILE_INPUT:"${HOME}/environment/handson-cli"
         DIR_FILE_INPUT="${DIR_FILE_INPUT}"
  # 0.2. DIR_FILE_OUTPUT:"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"
         DIR_FILE_OUTPUT="${DIR_FILE_OUTPUT}"
  # 0.3. FILE_OUTPUT:"${HOME}/tmp/conf-handson-cli/handson-cli.zip"
         FILE_OUTPUT="${FILE_OUTPUT}"
  # 0.4. FILE_EXCLUDE:"|FILE_EXCLUDE|"
         FILE_EXCLUDE="${FILE_EXCLUDE}"

EOF
cat ${FILE_PARAMETER}

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号に戻って変数の設定を行います。

タスクの実施

課題

(未検証)

タスク標準時間:6分

1. 前処理

処理対象の状態確認

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

事前条件1: 対象ファイル用ディレクトリ"${HOME}/environment/handson-cli"が存在する。

「対象ファイル用ディレクトリ"${HOME}/environment/handson-cli"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

ls -d ${DIR_FILE_INPUT}

結果(例):

${HOME}/environment/handson-cli

事前条件2: 出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"が存在する。

「出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

ls -d ${DIR_FILE_OUTPUT}

結果(例):

${HOME}/tmp/conf-handson-cli

事前条件3: 出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"にファイル"handson-cli.zip"が存在しない。

「出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"にファイル"handson-cli.zip"が存在しない。」ことを確認します。

コマンド:

! ls ${FILE_OUTPUT}

結果(例):

ls: ${HOME}/tmp/conf-handson-cli/handson-cli.zip No such file or directory

2. 主処理

ディレクトリへの移動

コマンド:

cd ${DIR_FILE_INPUT}

ZIPファイルの作成

コマンド:

zip -r \
 ${FILE_OUTPUT} * \
 -x "${FILE_EXCLUDE}"

3. 後処理

完了条件の確認

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1: 出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"にファイル"handson-cli.zip"が存在する。

「出力ファイル用ディレクトリ"${HOME}/tmp/conf-handson-cli"にファイル"handson-cli.zip"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

ls ${FILE_OUTPUT}

結果(例):

${HOME}/tmp/conf-handson-cli/handson-cli.zip

完了